豆苗の豊富な栄養と育て方|安くて手軽な野菜

  • 2019年11月30日
  • 2019年11月30日
豆苗

豆苗は、台風や豪雪などの影響を受けることなく、安定して安く供給されている野菜です。調理も簡単な反面、栄養価が高い野菜でもあります。1度切り取ったあとにも、再収穫が可能で、育てる楽しみを手軽に楽しむことができる点にも注目です。

豆苗とは?

本来の豆苗は、エンドウの若い芽をつんで食べるもので、中国で食べ始めたと言われています。日本には1970年代以降に伝来しましたが、中華の高級食材として使われることが多く、一般の家庭に広く普及したのは最近のことです。

日本では、キヌサヤエンドウなどの種を発芽させて、もやしのように育てたものが豆苗と呼ばれ流通しています。

旬は3月〜5月ですが、水耕栽培であれば年中美味しくいただけます。

豆苗の基本情報

学名Pisum sativum
分類マメ科エンドウ属
原産地中央アジア〜中近東
3月・4月・5月

中華食材の豆苗

中華料理で使われる豆苗は、土壌栽培したエンドウの若葉を摘んだものが使われます。手間がかかるため、高級品にあたります。

豆苗に含まれる栄養素

豆苗は、さやえんどうやグリンピースに比べ、カロテンの含有量が非常に多いのが特徴。その他ビタミン類も多く含んだ野菜です。

  • ビタミンK
  • ビタミンA
  • ビタミンC
  • 葉酸
  • ビタミンB2

豆苗のレシピと下準備

種がついている場合があるので、よく水洗いして使うのがおすすめ。シャキシャキとした食感と豆の香りが活きるよう、生食やさっと熱を加えたくらいが特においしくいただけます。

また、油と一緒に取ることでカロテンの吸収力が高まり、ごまやナッツ類、ちりめんじゃこなどと合わせることでガンや動脈硬化の予防が期待できます。

豆苗のガーリック炒め

  1. 豆苗を根本から切って洗う
  2. 二等分にカット
  3. フライパンに胡麻油とにんにくを入れ熱する
  4. 油が温まったところで豆苗を入れ、塩コショウや鶏ガラなどで味付け
  5. 完成

豆苗と春雨スープ

  1. 豆苗を根本から切って洗う
  2. 三等分にカット
  3. 鍋に水と醤油、鶏ガラを入れる
  4. 沸騰したら春雨を入れる
  5. 春雨が柔らかくなったら豆苗を入れる
  6. 完成

豆苗と豚肉のレンジ蒸し

  1. 豆苗を根本から切って洗う
  2. 豚肉に豆苗をのせ、塩コショウを振って巻く
  3. 耐熱皿にのせ、ラップを軽くかけて600Wで5分加熱する
  4. 完成

豆苗の保存方法

水耕栽培の豆苗は痛みやすいので乾燥させないようにビニール袋に入れて保存します。立てて冷蔵庫に入れ、1〜2日で使い切ると良いでしょう。

豆苗の再収穫方法(育て方)

豆苗の再収穫

カットする際に、一番下の芽を残すように切り、タッパーなどに水を張って、火の当たるところに置いて置くだけで、再収穫が可能です。放っておくと根にぬめりが出てきてしまうので、毎日水を交換すると良いでしょう。

気温や日当たりにもよりますが、1週間程度で再収穫できます。

豆苗についてご紹介しました。手軽に調理でき、安い野菜なので食べやすいのが嬉しいですね。炒めものやスープに入れてもおいしいですし、冬は鍋物に入れるのもおすすめです。栄養価も高いので、ぜひ積極的に食事に取り入れてくださいね。

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