キウイフルーツは季節を問わず購入できる果物。ところがビタミンCの含有量はレモン以上で、ビタミンEも豊富と美肌効果の高い果物でもあります。キウイフルーツの栄養素や効能、食べ方、保存方法などについてご紹介します。
キウイフルーツの特徴
キウイフルーツは、中国南部原産の果物です。ニュージーランドで品種改良され今の形になりました。現代においても、品種改良がどんどん進められており、1999年にはゴールドキウイと言う黄果肉のキウイが、2016年にはメロン以上の糖度を持つサンゴールドとスイートグリーンというキウイが開発されており、未だに進化し続けるフルーツなのです。
そんなキウイフルーツの旬は、9月下旬から12月上旬です。しかし、半年以上貯蓄可能なほど保存性があり、更に3月頃にはニュージーランドから輸入されるので、店頭から途切れることはなく、年がら年中食べれる果物となっています。
学名 | Actinidia chinensis |
分類 | マタタビ科マタタビ属 |
原産地 | 中国 |
別名 | オニマタタビ |
キウイフルーツの栄養素と効能
ビタミンC、ビタミンE、食物繊維、カリウムと美肌にうれしい栄養素が豊富。風や便秘の予防にも効果的な果物です。タンパク質の分解酵素アクチニジンを含んでいるので、肉料理や魚料理に合わせるのもおすすめ。
エネルギー | 53kcal |
水分 | 84.7g |
炭水化物 | 13.5g |
カリウム | 290mg |
カルシウム | 33mg |
マグネシウム | 13mg |
リン | 32mg |
鉄 | 0.3mg |
銅 | 0.11mg |
ビタミンA β-カロテン当量 | 66μg |
ビタミンB6 | 0.12mg |
ビタミンE | 1.3mg |
ビタミンC | 69mg |
食物繊維総量 | 2.5g |
※可食部100gあたり
キウイフルーツの選び方
表面が綺麗で、傷が傷みがないものを選びましょう。部分的に柔らかくなってるものは傷んでる証拠です。また、タマゴの様な形よりジャガ芋の様に少し潰れたキウイフルーツの方が、ジューシーで、実が詰まっており、しかも甘みも強くおいしいのでおすすめです。
キウイフルーツの保存方法
キウイフルーツの保存方法ですが、固さによって大きく違います。
買ったばかりで固いなら追熟を
買ったばかりのキウイフルーツは固めのものが多く、甘みよりも酸味の方が強いのでおいしくありません。そのようなキウイフルーツは室温で保存し、追熟させます。
バナナやリンゴなどのエチレンガスを発生させる果物と一緒に保存すると、早く追熟させることができます。食べ頃の目安は、頭とお尻を挟むように持ち、お尻の部分を押すと弾力があり少し凹むくらいに柔らかくなったくらいが良いとされてます。
食べ頃なら乾燥防止を
食べ頃になったキウイフルーツは、乾燥しないようにビニール袋やポリ袋に入れて保存すると2週間くらい保ちます。
長期保管ならドライフルーツに
また、ドライフルーツにすると、半年以上も保たせることが可能です。薄く輪切りにして、クッキングシートの上に乗せ、2分チンしてください。これを3、4回繰り返す事で水分を飛ばし、簡単にドライフルーツにすることができます。
キウイフルーツの食べ方
一番簡単な食べ方は、半分に切ってスプーンですくって食べること。手軽にキウイフルーツのおいしさを楽しめます。
スムージーも
生で食べるイメージが強いキウイフルーツですが、バナナやほうれん草などと一緒にミキサーにかけたスムージーとして、甘酸っぱい味を活かしてサラダや魚料理のソースとして、アクチニアジンと言うタンパク質分解酵素を含んでるので、酢豚のパイナップルの変わりとしての食べ方もできます。
キウイフルーツについてご紹介しました。スーパーで年中購入でき、1つ100円程度の手頃な果物なので、日々の生活に取り入れられるといいですね。