そら豆の栄養素と効能|旬や茹で方、焼き方も

そら豆

春頃からスーパーなど店頭で見かけるそら豆。大きなさやに、大きなが実が入っているのが特徴的な野菜です。でもそら豆って料理のメインとして使うことは少ないし、食べたことがないという方も中にはいらっしゃるかもしれませんね。ここではそら豆の旬、品種、原産地から選び方、保存方法、食べ方をご紹介します。

そら豆の特徴

そら豆の旬は本来、3月~6月頃の初夏ですが、近年では12月ごろから出回り始めます。収穫した瞬間から栄養価が落ちていくため、すぐに調理して食べたほうがおいしくいただけます。

原産国は西南アジアから北アフリカ、地中海沿岸。日本で生産量が多いのは鹿児島県や千葉県、愛媛県です。

そら豆の品種

日本で流通しているものは仁徳一寸、陵西一寸、打越一寸と言われる品種です。一寸というのは豆1粒の大きさ(約3㎝)のことです。昔話で出てくる一寸法師と同じですね。3㎝もある豆は食べ応えも充分です。

学名Vicia faba
分類マメ科ソラマメ属
原産地北アフリカ、西南アジア
仏名feve
独名Saubohne
英名Broad beans

そら豆の栄養素と効能

そら豆はタンパク質、糖質、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCに区分け、カリウム、鉄、銅などのミネラルが豊富な野菜です。

また、皮には食物繊維が豊富なので、スープなどに入れて皮ごと食べるのもいいですね。

エネルギー108kcal
水分72.3g
タンパク質10.9g
炭水化物15.5g
カリウム440mg
マグネシウム36mg
リン220mg
2.3mg
亜鉛1.4mg
0.39mg
マンガン0.21mg
ビタミンB10.30mg
ビタミンB20.20mg
ビタミンC23mg
食物繊維総量2.6g

※可食部100gあたり

そら豆の選び方

そら豆のさやは時間が経つと黒ずんできます。枝豆などと同じように鮮やかな緑色で産毛がついているものが新鮮でおいしいです。粒が均等にぷっくりしているのも選ぶ際のポイントになります。

またさやがついておらず、豆だけで販売されていることもありますが、空気に触れると豆は固くなってしまうことを考えるとさや付きがおすすめです。なくぁたが詰まっているものであればより良いでしょう。

そら豆の保存方法

そら豆は冷蔵保存または冷凍保存が可能です。冷蔵の場合は乾燥しないように袋などに入れ、なるべく早く食べてください。冷凍の場合はサッと固めに茹でてから袋に入れ冷凍すると日持ちします。

そら豆の食べ方

そら豆

保存の際には固めにゆでる他、皮ごとじっくり焼くのもおいしくいただけます。

そら豆の茹で方

  1. たっぷりの湯を沸かし、塩と酒を少々入れて茹でる
  2. 2分ほど茹でたら、ざるにとって自然に冷ます

予熱があるので、少し固めで大丈夫。好みで塩を足してもいいですね。

そら豆の皮ごと焼き

さやのまま魚焼きグリルに入れじっくり焼きましょう。さやの中で豆が蒸されるように加熱されるのでふっくら仕上がります。さやは黒こげになるくらい焼いても大丈夫。食べる際に塩をちょこっとつけると豆の甘さがより際立ちます。

そら豆は、今まで食卓に取り入れたことがない方でも簡単に調理できる野菜です。付け合わせや、そら豆ごはん、ポタージュなど料理の幅が広がるので、ぜひ食べてみてくださいね。

そら豆
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