バナナは手頃な価格で購入でき、忙しい朝にも簡単に食べられる果物として重宝しているご家庭も多いことでしょう。その上、バナナは栄養が豊富。エネルギー源としても大変優秀です。ここではバナナの栄養や種類、保存方法についてご紹介します。
バナナの特徴
バナナはバショウ科バショウ属の果実。原産地は東南アジアで年中おいしいバナナが出回っています。テレビなどでバナナダイエットが推奨されたり、朝ごはんに良いと言われたり、身体に良いイメージがあるバナナ。そのイメージに劣ることなく、エネルギー源として優秀な食材です。
バナナの種類
日本で一般的に食べられているバナナはキャベンディッシュという種類のバナナ。他にも次のようなバナナがあります。
- モンキーバナナ
- 台湾バナナ
- モラード
- 調理用バナナ
バナナの栄養素
バナナにはエネルギー源となる糖質が多く、熟すとより消化吸収がよくなります。
エネルギー | 86kcal |
水分 | 75.4g |
タンパク質 | 1.1g |
炭水化物 | 0.2g |
カリウム | 22.5g |
マグネシウム | 360mg |
鉄 | 0.3mg |
ビタミンB1 | 0.05mg |
ビタミンB2 | 0.04mg |
ナイアシン | 0.7mg |
ビタミンB6 | 0.38mg |
葉酸 | 26μg |
ビタミンC | 16mg |
食物繊維総量 | 1.1g |
※可食部100gあたり
バナナに期待される健康効果
消化の良いエネルギー源
もともと糖分が多く消化吸収がよいバナナは、熟すことでより糖分が増しさらに消化吸収がよくなります。その効果は、スポーツ選手が競技中に食すほどです。朝食を摂る時間がないという人は、バナナとシリアル、牛乳を摂るだけでも栄養バランスが取れた朝食にすることができます。
オリゴ糖が腸内環境を改善
バナナに含まれるオリゴ糖は、大腸で善玉菌の栄養になり、腸内環境の改善効果が見込めます。便秘対策には1日1本食べるようにすると良いでしょう。
果物・野菜でトップクラスの抗酸化力
バナナにはポリフェノールが豊富に含まれており、その抗酸化力は果物・野菜でトップクラス。ガンの抑制効果や動脈硬化の予防になります。
バナナの食べ頃
バナナは皮の表面に黒いシュガースポットが出てきたら食べごろ。最も抗酸化力が高いタイミングでいただきましょう。
バナナの選び方
バナナを買う時にはヘタに傷がないものを選びましょう。またヘタは角ばったものよりも丸みのあるものを選ぶのがおすすめです。
バナナの保存方法
バナナホルダーに吊るす
バナナはバナナホルダーに吊るして熟成させましょう。熟した後は、1本ずつ袋に入れて冷蔵庫で保管します。
一口サイズに切って冷凍庫へ
冷凍する場合は、皮をむき一口サイズに切ったものをラップに包むのがおすすめ。凍ったまま食べればアイスのようにおいしく、子供のおやつにもなります。
バナナの栄養や食べ頃、保存方法についてご紹介してきました。買うのも食べるのも手頃なバナナは朝食やおやつにもぴったりです。一口サイズで凍らせてもおいしいのでぜひ試してみてくださいね。