小松菜は鉄分やカルシウムなどが豊富な緑黄色野菜。骨粗鬆症や生活習慣病の予防になるので、積極的に摂りたいところです。ここでは小松菜の栄養や選び方、保存方法をご紹介します。
小松菜の特徴
小松菜はアブラナ科アブラナ属の葉物野菜。素材の美味しさを楽しむなら、軽く茹でてすぐ食べるのがおすすめ。
原産地は中国。旬は12月〜2月の冬の期間で、埼玉や東京、神奈川などの都市圏で生産されています。
小松菜の種類
冬の寒さにさらし寒締め栽培をした「ちぢみ小松菜」という品種があります。葉が小さく縮んでおり、旨味が濃いのが特徴です。
小松菜の栄養素
小松菜は栄養豊富な緑黄色野菜。鉄分やカルシウムなどはほうれん草よりも豊富です。
エネルギー | 14kcal |
水分 | 94.1g |
ナトリウム | 15mg |
カリウム | 500mg |
カルシウム | 170mg |
リン | 45mg |
鉄 | 2.8mg |
ビタミンA β-カロテン当量 | 3100μg |
ビタミンK | 210μg |
ビタミンB1 | 0.09mg |
ビタミンB2 | 0.13mg |
ナイアシン | 1.0mg |
ビタミンC | 39mg |
食物繊維総量 | 1.9g |
可食部100gあたり
小松菜に期待される健康効果
豊富なカルシウムが骨粗鬆症予防に効果的
小松菜には牛乳並みのカルシウムが含まれており、野菜の中ではダントツです。豊富なカルシウムは、骨粗鬆症の予防に効果的。また、成長期の子供にも積極的に食べさせると良いでしょう。
ビタミンCは風邪予防・美容効果も
小松菜はビタミンCも豊富。ビタミンCは免疫力を高めてくれるので、風邪予防に役立つほか、美容効果も期待できます。
カロテンが動脈硬化・生活習慣病を予防
β−カロテンには抗酸化作用があり、がん予防に効果的。動脈効果や生活習慣病が気になる方にもおすすめです。
小松菜の選び方
小松菜を選ぶときには、葉が厚く、濃い緑色のものがよいでしょう。茎の部分は短く厚く、ピンとしているものが新鮮。
濃い味わいを楽しみたいときには、大きめの葉を。柔らかいものを好む方は、こぶりな葉を選ぶと良いでしょう。
小松菜の食べ方
きれいな小松菜の色を楽しむなら、さっと茹でるだけにとどめるようにしましょう。加熱しすぎると茶色くなってしまうので、冷水でひやして変色をとめるようにします。
また、しょうゆの色は染み込みやすいので、鮮やかな色を活かすなら塩と出汁を使うのがおすすめ。
小松菜の保存方法
生なら湿らせた新聞紙に包んで
生のまま小松菜を保存するときには、湿らせた新聞紙にくるみ立てて冷蔵庫に入れましょう。こうすることで2〜3日は持つでしょう。
茹でて冷凍も
小松菜を冷凍保存する場合には、事前に茹でておきましょう。固めに茹でるのがポイントです。
小松菜の栄養や選び方、保存方法をご紹介してきました。冬の時期においしい栄養豊富な野菜なので、積極的に摂るようにすると良いでしょう。さっと茹でて、鮮やかな色彩を楽しむのもおすすめです。