レタスの豊富な栄養と食べ頃・保存方法

1玉のレタス

ちぎって皿に盛るだけで、手軽に食べられるレタス。油で炒めることで、カロテンの吸収率が高まったり、食物繊維が摂りやすくなったりします。ここでは、レタスの栄養や選び方、保存方法をご紹介します。

レタスの特徴

レタスはキク科アキノノゲシ属の葉物野菜。原産地は西アジアや地中海地方です。旬は4月〜9月と暖かい季節で、春レタスは茨城や長野で。夏レタスは長野を中心に栽培されています。

レタスをちぎって保存していると切り口が赤く変色したことはありませんか?これは、ポリフェノールが酸化して起こる現象。腐食ではありません。

学名Lactuca sativa
分類キク科アキノノゲシ属
原産地西アジア、地中海沿岸
仏名laitue
独名Lattich,Salat

レタスの種類

サニーレタス

サニーレタスやサンチュ、サラダなをはじめ、レタスには様々な品種があります。

サニーレタス
葉先が濃い紅色で、葉が柔らかいのが特徴。サラダや巻物にぴったり。
サンチュ
包菜、かきちゃしゃとも呼ばれる焼き肉には欠かせない葉物野菜。
サラダ菜
カルシウムや鉄、各種ビタミンなどが豊富な緑黄色野菜。葉にバターを塗ったような照りがあることから、バターヘッドとも呼ばれる。
ブーケレタス
花嫁が持つブーケに似た形より、この名がついた。水耕栽培で育ち、柔らかいのが特徴。

レタスの栄養素

レタスはビタミン、ミネラル、食物繊維がバランスよく摂れます。

エネルギー12kcal
水分95.9g
炭水化物2.8g
カリウム200mg
カルシウム19mg
マグネシウム8mg
リン22mg
0.3mg
亜鉛0.2mg
0.04mg
マンガン0.13mg
ビタミンA β-カロテン当量240μg
葉酸73μg
食物繊維総量1.1g

可食部100gあたり

レタスに期待される健康効果

ザルの上のレタス

油で炒めればカロテンの吸収率がアップ

レタスに含まれるβ-カロテンは、油で炒めることで吸収率がアップします。炒めることでかさが減り、食物繊維もたくさん取ることができるのもうれしいポイント。

サポニン様物質が食欲増進・肝臓、腎臓の機能を高める

レタスの芯から出る白い液体は、サポニン様物質といい、食欲増進や、肝臓、腎臓の機能を高める効果があります。芯が苦手な場合は、細かく刻んで食べると良いでしょう。

ビタミンEで美肌効果も

レタスは、ビタミン、ミネラル、食物繊維をバランスよく含んだ野菜。ビタミンEには美肌効果がある他、ミネラル類は貧血防止や血圧降下に適しています。

レタスの選び方

レタスの葉

重すぎるレタスは育ちすぎている場合があるので、よくありません。また、形がいびつなものは生育不順です。

断面が分かる場合には、芯の長さが2cmほどで弾力があるものを選ぶと良いでしょう。

レタスの食べ方

レタスは病害虫に弱い葉物野菜です。殺虫剤や殺菌剤が使われることも多いので、外葉を1枚捨てて、1枚ずつ流水で洗うと安心です。

レタスの保存方法

芯がある場合には、湿らせた新聞紙で包んでポリ袋に入れましょう。

芯を採ってしまっている場合には、プラスチックの容器に入れて冷蔵庫に保管します。

レタス

レタスの栄養や選び方、保存方法をご紹介してきました。レタスは品種が多いので、口当たりや味わいの違いを楽しむのもいいですね。殺虫剤や殺菌剤が使われることが多いので、よく洗って食べるようにしましょう。

1玉のレタス
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