いちごの栄養と種類、保存方法

冬から春にかけて、スーパー等の青果コーナーを彩るものと言えば「いちご」。そのまま食べても、スイーツにしても美味しく、老若男女問わず好きな方が多いかと思いますが、見た目の可愛さも加わって女性には特に人気です。そんなメジャーな食べ物ですが、意外と知らないことが多いかも。今回はそんないちごをご紹介します。

いちごの特徴

いちごは農学的には野菜の分類になりますが、その甘さから果物として扱われることが多い「果実的野菜」になります。赤く可愛らしい形をしているいちごですが、実はこの赤い部分は果実ではないということをご存知ですか?赤い部分は花托(かたく)と呼ばれる花の一部が発達したもので、本当の果実は赤い部分の周りについている小さな粒の方なのです。

現在、日本で登録されているいちごの品種は何と約300種類。現在も次々に新しい品種が開発されています。その中でも有名なのは西の「あまおう」、東の「とちおとめ」です。たくさんあるいちごですが、品種によって形や大きさ、糖度などが異なります。また、値段も様々で、近年は1粒1万円を超えるような高級いちごも出てきています。

そんないちごの旬は3月~5月初旬です。たくさんの品種があるので、食べ比べて自分好みのいちごを見つけてみるのも楽しいかもしれません。

学名Fragaria ananassa
分類バラ科オランダイチゴ属
原産地北アメリカ、南アメリカ
仏名fraise
独名Erdbeere

いちごの栄養素

手のひらにいっぱいのいちご

いちごは甘くて美味しいだけでなく、私たちの健康や美容に役立つ成分をたっぷり含んでいます。特にビタミンCは、7~10粒食べるだけで1日に必要な量を満たすことができると言われているほどです。

エネルギー34kcal
水分90.0g
タンパク質0.9g
炭水化物8.5g
カリウム170mg
カルシウム17mg
マグネシウム13mg
0.3mg
亜鉛0.2mg
ビタミンB10.03mg
ビタミンB20.02mg
ビタミンB60.04mg
葉酸90μg
ビタミンC62mg
食物繊維総量1.4g

可食部100gあたり

いちごに期待される健康効果

美容効果

いちごには、強い抗酸化作用を持つビタミンCやポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富に含まれており、シミ・そばかすの原因となるメラニンの生成を抑制するはたらきがあります。また、ビタミンCはコラーゲンの生成を促進するはたらきもあるため、しわのない若々しい肌を保つことができます。

目の健康維持

アントシアニンは、視力の回復や眼精疲労の解消など目の健康維持に効果があると言われています。これは、アントシアニンがロドプシンという視覚に関するたんぱく質の再合成を活性化するためです。

風邪予防

ビタミンCには、体内に侵入した細菌やウイルスなどを退治する白血球のはたらきを強め、免疫力を高める作用があり、風邪などの感染症予防に効果的です。

便秘解消

いちごは食物繊維が豊富ですが、特に水溶性食物繊維のペクチンが多く含まれています。水溶性食物繊維は、善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えることで便秘を解消してくれます。

いちごの選び方

かごに入ったいちご

色の濃淡に関わらず、ヘタまでムラなく色づいており、表面に光沢やつやのある物を選ぶと良いでしょう。また、粒の周りの赤い部分が盛り上がっていて、粒が立っているのが熟して美味しくなったサインです。

そして、忘れてはいけないのがヘタの部分です。鮮度の良い物はヘタの緑が鮮やかで、先がピンッと立っています。一般的に大粒のいちごを選ぶ人が多いですが、実は小粒の方が味が凝縮して美味しいことが多いそうです。

いちごの保存方法

いちごの賞味期限は約1週間ですが、デリケートで傷みやすいので、保存の際には注意が必要です。収穫後のいちごに適した温度は、1~5℃と言われているため必ず冷蔵庫で保存しましょう。

また、水に弱く、水分が多く付着したいちごは、温度管理をしっかり行っていても3日程で腐ってしまいます。そのため、いちごは洗ってから保存するのではなく、食べる直前に洗うようにしましょう。賞味期限を少しでも長くしたい場合は、タッパーなど密閉できる容器に、重ならない様に並べて保存すると良いです。

いちごの食べ方

いちごを食べる時、先端部分から食べる方が多いのではないでしょうか。いちごはヘタ部分より、先端部分の方が甘味が強い為、ヘタ側から食べて先端部分を最後に食べる方がよりいちごの美味しさを味わうことができます。

また、いちごは冷蔵保存するのが基本ですが、冷やし過ぎると甘味を感じにくくなるという特徴があります。食べる30分~1時間程前に冷蔵庫から出しておくことで、より甘味を感じられるようになります。

そして、洗う際にも注意が必要です。洗う前に切ったり、ヘタを取ったりすると、切り口からビタミンCが流れ出てしまうので、必ず切らずにヘタつきのまま洗いましょう。最後に、いちごは収穫後に追熟はしないため、置いておいても甘くはなりません。購入後は、なるべく早めに食べるようにしましょう。

たくさんのいちご

今回はいちごについてご紹介しました。美味しくて、可愛いだけじゃなく、栄養もぎっしり詰まっている魅力的な食べ物です。おやつや食後のデザートとして、積極的にいちごを取り入れてみてはいかがですか?

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