エリンギはシャキシャキとした食感がクセになる食材。しめじやえのきと同じくキノコの一種です。栄養がないなんて言われますが、食物繊維やカリウムが豊富な健康食材です。ここではエリンギの旬や栄養素、保存方法をご紹介します。
エリンギの特徴
実はエリンギの旬は10月~12月です。しかし、流通しているエリンギのほとんどは人口栽培で育てられており、実質的な旬はありません。どの時期でも安くお店で買うことができます。
歯ごたえが良くシャキシャキとした触感を好む人は多く、クセのない味わいは、様々な料理に合わせることができますよ。食べる際には加熱が必要なので注意しましょう。
実は、エリンギはヨーロッパ原産のキノコで、日本には自生していませんでした。栽培できるようになったのは1993年のこと。以後急速に広まりました。
学名 | Pleurotus eryngii |
分類 | ヒラタケ科ヒラタケ属 |
別名 | かおりひらたけ、常念茸、貝柱茸、しもふり茸、かんむり茸、 |
おいしい時期 | 周年 |
エリンギの栄養素と効能
エリンギのシャキシャキとした歯ざわりは、さつまいもより豊富な食物繊維によるもの。腸内をきれいにしたり、コレステロール値を下げたりと生活習慣病の予防に役立ちます。
また、スイカやネーブル異常にカリウムが豊富です。カリウムはナトリウムの排出を促し、高血圧の解消に役立ちます。
エネルギー | 24kcal |
水分 | 87.5g |
タンパク質 | 3.6g |
炭水化物 | 7.4g |
カリウム | 460mg |
リン | 120mg |
亜鉛 | 0.7mg |
銅 | 0.15mg |
ビタミンB1 | 0.14mg |
ビタミンB2 | 0.28mg |
ナイアシン | 8.1mg |
ビタミンB6 | 0.18mg |
葉酸 | 80μg |
パントテン酸 | 1.61mg |
食物繊維総量 | 4.3g |
※可食部100gあたり
エリンギの選び方
エリンギは選ぶ際には鮮度が重要です。色が白いほど鮮度が良く歯ごたえもしっかりしています。逆に傘の裏の部分が黒ずんでいるものは鮮度が悪く避けたほうが良いでしょう。
エリンギの保存方法
保存方法は他のキノコ類同様に冷蔵庫に保管するのが良いでしょう。保管の際には水気をしっかり切りパックから出して新聞紙に包んでおくことが重要です。また比較的に日持ちが良い食材ですが、1週間ほどで使い切るのが理想です。
エリンギの食べ方
エリンギといえば色々な美味しい食べ方がありますが、特におすすめの食べ方はやはりバター醤油焼きです!作り方は簡単です。
エリンギのバター醤油焼き
- エリンギをちょうどよい大きさに切り、両面に細かい切れ目を入れる
- フライパンで火を通し表面に軽く焼き色がつくまで待つ
- エリンギに焼き色がついたらバターと醤油を入れ弱火で炒める
- 全体に火が通ったら完成!
ハンバーグに入れてもおいしい
ちょっと変わっているかもしれませんが、我が家ではハンバーグにエリンギを入れています。玉ねぎや人参と一緒に細かく刻んだエリンギを炒め、ハンバーグのタネとして混ぜ込むだけ。
エリンギは水分を含みやすいので、肉汁を吸って、ハンバーグを口に含むと肉汁が広がります。大き目に刻むと、シャキシャキとした食感も楽しめるので、好みの切り方を試してみてくださいね。